トリコチロマニア 101

トリコチロマニア自助グループのブログです。旧ブログは"ひとりじゃないよ"です。 email: trichotillomania.japan@gmail.com

医療関連ツイートまとめ <第一弾>


病院へ行く前にぜひ!
我ながら、並々ならぬ執念を感じる。

思春期の抜毛症 親が原因のことも / 毎日新聞の記事のまとめ ②


前のエントリーから、
まず新聞記事の前編より。

毛髪胃石について触れられています。別名ラプンツェル症候群とも言われ、
命の危険すらあると、、、
でも、胃石の人(髪を食べる人)は、命の危険にさらされる前に救急車で運ばれると思うので、そこまで命の危険が!云々と、煽らなくてもいいかなーとも思います。救急車で運ばれてからは、緊急オペで、髪の毛を胃から取り出すようです。

食べないように意識しよう!と言っても、食べちゃうからしょうがなしね。
 
ただ、お腹が痛くなったときの注意点として、
救急車呼んだり、病院に駆け込むときは、勇気を出して、抜毛症で髪の毛を食べているということをちゃんと伝え、この腹痛の原因はおそらくそれかもしれないと(もちろん、胃石以外の腹痛もあるとは思うんですけどね。まぁ自分がいちばんよくわかってるよね?)、救急隊員なり医者なり看護師なりに伝えることが大事かと思います。これ伝えないと、余計な検査等で無駄に時間が経過してしまうかもしれないので。。。

というのも、毛髪胃石やラプンツェル症候群を知らない医療従事者って、けっこういると思うんですよね。(医療従事者がなんでも知ってるなんて思ったら大間違いで、あの人たちは、なんも知らない……くらいに思っててもいいかもしれない。それが医療業界にまぁまぁ長く足突っ込んでる私の実感です。)

時と場合によっては、毛髪胃石をググれ!と言ったほうがいいかもしれません。
(さすがにググれ!は半分冗談?)
毛髪胃石 - Google 検索←ググったらこんな感じ。
海外文献フェチの医者なら、
Rapunzel syndrome - Wikipediaとか、
Trichophagia - Wikipedia
お医者さんってなんも知らないのにプライドだけは高いから、これ言わないほうがいいかもしれないけど、言ったほうがいい場合もあるかもしれない、としか言えない。その状況で言えるか言えないかわかんないけど(私、髪は食べなかったことから、胃切開のオペもしてないので)かるーい感じで言ってみるのもいいかもしれません。私だったら、下手下手でプライド傷つけないように言っちゃうかも。

毛髪胃石で、胃切開したことがある人は、ご意見いただけるとありがたいです。
たぶんその人の意見や見解がいちばん正しいと思うので。
実際に、日本からの報告↓もあります。

この文献8歳女児か、、、
8歳で、上記を説明するのはやっぱ厳しいかも。。。かわいそうに。

機能不全家族ってここまでいっちゃうのよね。親は、髪抜いてるのも、髪を食べているのも、気づいてるかもしれないけど、気づかないようにしている、の成れの果て。。。

onlinelibrary.wiley.com

思春期の抜毛症 親が原因のことも / 毎日新聞の記事のまとめ ①


皮膚科の先生が、抜毛症の記事を毎日新聞に書いてくれましたー。

<前編>


<後編>

 

次回、記事を私なりに読解してみるので、
取り急ぎ、新聞記事を読んでみてください~。

 

なぜ抜毛症はやめにくい? ②


前の記事の続き。

じゃあ、喫煙と抜毛癖は同じなのか!?というと、、、
喫煙よりも、
抜毛癖のほうが、
重症度はもちろん高いし、
やめるのももちろん難しい、と思う。
それは追記しておかねばと思いまして。。。

この図 ↓ に喫煙は入ってないし。喫煙は厳密に言うと心の病じゃありません。
心の病の人が、喫煙されている場合は多々あるけど、
喫煙している人全員が、心の病ではないと。(書いててわけわかんなくなってきた……)

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図の出典は、遠藤嗜癖問題相談室です。
ぜひクリックを~。

shiheki.jp

なぜ抜毛症はやめにくい?

 

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そのメカニズムは、タバコがやめにくいのと、基本的に同じ。

・タバコを吸う ⇒ ニコチンによって多幸感をもたらすドーパミンが分泌される ⇒ (時間の経過とともに)ニコチン濃度低下 ⇒ イライラ ⇒ タバコを吸うに戻る
・髪を抜く ⇒ 髪を抜く刺激によって多幸感をもたらすドーパミンが分泌される ⇒ (時間の経過とともに)刺激によって得られた多幸感低下 ⇒ イライラ ⇒ 髪を抜くに戻る

ここで勘違いしてほしくないのは、やっぱり脳の病気じゃん!と
短絡的に考えないでほしい
ということです。

私たちが考えないといけないのは、なぜ、こんな奇怪な行動をしてまで、
不自然で人工的で一時的な多幸感を得なければならないのか?ということです。
その背後には何があるのか?ということ。

そう考えると、とてもじゃないけど、バカな精神科医や薬を売りたいだけの製薬会社のように、脳の病気などと、定義することはできなくなると思います。

また、
多幸感というのは、「快」「快感」でもいいですね。
気持ちいいーというやつ。
抜毛症をやめようやめたいやめますとワーワーいう前に、
抜毛症から得られる「快」「快感」を自覚するのも大事かなと。。。

中には「髪を抜いても多幸感なんてないよー!」という人もいらっしゃると思います。
それってもう、慢性化しちゃってるんですよね。
慢性化して、多幸感は得られないけど、行為自体はやめられなくなっている。

アルコール依存症の人も、
酔うために飲んでいるのに、<最後は、酔いにも見放される>と言われるのと似ています。

アディクションは、
治るんじゃなくて、止まる(とまる)
止める(やめる)んじゃなくて、止まる(とまる)ものなのだと、
漠然とそう思うのですが、それって考え方を変えていくしかないのかなとも思います。
個々人によって、そうじゃない場合もあるかもしれないけど。

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本日は、久しぶりの、抜毛症オフ会です!
行ってきまーす!