トリコチロマニア 101

トリコチロマニア自助グループのブログです。旧ブログは"ひとりじゃないよ"です。 email: trichotillomania.japan@gmail.com

「毒親」はどこから来たのか?


スーザン・フォワードの 毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫) という本がありまして、超ロングセラーの超有名本なので、ついついみんなも絶対に知っている!はず!と思ってしまうのですが、世代が違えば、常識も認識も変わるし、私の思い込みは通用しないなーと思って、やっつけでブログにも書きます。

 
以下抜粋

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この本、もちろん持ってるし、一通り読んだこともあるのですが、なんかね~、これ関連の本は、無意識に自動的にバリアを張りながら読んでしまう癖があるみたいで、内容をよく覚えていないのです。上記の抜粋も、こんなこと書いてあったっけ?と今回新鮮に驚きました。油断していると、いろいろなものが自分の中になだれ込んできそうで、なだれ込まないように防衛しながら読んでしまうみたい。ま、魔除けと思って1冊持っておくのもいいかも。

毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)

毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)

 

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スーザン・フォワードさん

 

テレフォン人生相談 / クリティカルヒット編


これはクリティカルヒット!の、テレフォン人生相談 きました!

これを聴くと、母親というのは、何を考え、どういう態度をとっていればいいのか?がわかると思います。

みなさんのお母さん(=子どもにアディクションを発症させてしまうような母親)は、アドバイザーの三石由紀子さんが提案するような母親では決してないと思うんですよね。

自分の母親のような人間にはなりたくない!と思いながらも、ロールモデルがいないから、どんな母親になればいいのかわからない、という人も多いと思うので、ご参考までに聴いてみてください。もちろん、結婚しなくてもいいし、母親にならなくてもいいので、そっちの選択肢があることも忘れずに~。

あと、兄弟姉妹と常に比べられてた人も、聴いてみてください!

youtu.be

産まないと自分が死ぬから産む


産まないと自分が死ぬから産む
というのは、カウンセラーの信田さよ子先生が講演等々で何度も言うフレーズ。
当初はあまり飲み込めなかったのですが、最近その意味、そのおぞましい意味、がやっとわかるようになりました。信田先生、サラっとすごいこと言うな。。。

これだけではわからないかもしれないので、少々補足すると、
お腹の中にいる子どもを産まないと、母親である自分が死ぬ。
よって、自分が死なないために、子どもを産む。
ということです。

さらにわかりやすくするために、
便秘に例えます。

2週間お通じがないと、つまり便秘だと。
それで、2週間ぶりに、リリースできそうだと、
なにせ2週間分たまってるし、出さなきゃいけないし、大変な感じになってきたし、、、
とにかくコレを出してしまわないと、自分が死んでしまう。出さないと死ぬ。出さないと死ぬ。出さないと自分の命が危ない……というのは便秘経験者でなくても十分想像できると思うんです。

まぁ、例えがアレですが、
起きている生理現象としては、基本、出産はこれ(=2週間ぶりの便秘リリースの件)と同じですね。というか、2週間どころじゃないから、もっと大仰で大げさなことにすり替わりやすいのでしょうが。。。

母親というのはね、母親自身の命を守るために、子どもを産むんです。
産まなきゃ自分が死ぬから産むの。

これでわかってもらえますよね。


ですので、

産んでやっただの、
命を与えてやっただの、
誰のおかげで生きてるんだだの、

偉そうにこういうこと言う親がけっこういるようですが、こういうの全部、親の詭弁ですからねー。
すっかり騙されちゃっている人もいるかもしれませんが、騙されないように!


・産まないと自分が死ぬから産む
・子どもうんぬんはさておき、まず自分が生きるために子どもを産む

・自分で自分の死を選べないから産む
・極限状態で、自分が死なないことを選んだ人のことを、母親と呼ぶ
などなど、みなさまもいろいろな表現を考えてみてください~。



備忘録


ヒントがたくさんあるので、備忘録として。


 

以下、抜粋!

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性的虐待の自助グループ


私は、基本、過去を振り返ろう派なのですが、親や近親者から性的虐待の被害にあった方は、自分だけで、自分一人で、過去を振り返ることはできないし、しないほうがいいと思うので、自助グループやカウンセラー・臨床心理士の力を借りたほうがいいと思います。

性的虐待は、実の親からのみ被害だけではありません。

児童虐待防止法によると、
性的虐待の加害者は親、または親に代わる保護者だけでなく、兄弟姉妹や親戚、教師、知人、友人、近所の人、母親の交際相手、習い事の先生、児童養護施設などの職員、さらには見知らぬ人からの加害行為も性的虐待であると捉える必要がある。つまり子どもたち自身が言うことを聞かなくてはならないと考えている大人すべてを対象として捉え、信頼を寄せ保護してくれると子どもたちが思っている相談担当者、治療者、カウンセラーもその加害者となりえる。>
とのこと。

治療者、カウンセラーも、加害者となりえることもあることから、治療者やカウンセラーは、断然女性をおすすめしますね、私は。
(余談なんですけど、女性と接するのが苦手という抜毛症の女の子に会ったことがあるんだけど、私はすぐ、あーこの人、女性全般がダメなんじゃなくて、実のところ、母親がダメだんだろうな、、、と思ってしまったのです。その人はお母さんのことは好きと思っているみたいだったけど、実際は(無意識では)嫌いなのだろうなと。母親への本当の気持を意識&整理しつつ、女性の援助者に力を借りるのがいいのかなと。。。)
精神科医のゆうきゆうも自分のセミナーに参加し、かつ、自分のクリニックに通院していた女性(担当医ではなかったらしいが)をレイプしたというゲスいニュースもありました。治療者による加害行為は頻発しているわけではないが、決してゼロではない、ということなのだと思います。ですので、女性を選ぶのがいいかと。その人があまりよくなくても、レイプされることだけは避けられるので。それにしても、なぜここまでひどい人間が病院の経営を続けたり、事件後も本の出版ができるのだろう?いまだに疑問です。週間文春にスクープされたんだけど、読めば読むほど最低な人間のクソみたいな人生が暴露されていました。ここまでクソ人生を送っている人間が他人を救えないって、絶対に。はぁ……書きながら怒りがよみがえってきた。

自分の中でなかなか被害そのものを定義できないこともあるようです。起きたことが、性的虐待か、そうでないか、の判断も自分ではできないという場合もあるようなので、その場合、下記ホームページもご参考にしてください。

www.just.or.jp

siab.jp

その他:
グループ一覧 | JUST | NPO法人 日本トラウマ・サバイバーズ・ユニオン


以下、過去ブログより。

trich-japan.hatenablog.com

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