トリコチロマニア 101

トリコチロマニア自助グループのブログです。旧ブログは"ひとりじゃないよ"です。 email: trichotillomania.japan@gmail.com

決心と反省と苦しみと自傷と良い子病(ある?ある!大辞典より引用)


いつかのピアサポでもらった冊子:
NABA・摂食障害 ある?ある!大辞典 より引用しました。(←禁無断転載ってなってない!)オリジナルでは「摂食障害」のところ、あえて「抜毛癖」に置き換えています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

決心:
だいたい裏切られる。抜毛癖の日常は日々「決心」の連続だが、自分いじめ的思考をベースにした決心はろくな結果に結びつかない。気がつくと口から出ている「がんばります!」「明日こそ!」にはご用心を。

反省:
百害あって一利なし。しかし、自己否定の深みに浸るのもまた蜜の味。

苦しみ:
「苦しみは変わらない。変わるのは希望だけだ」と言ったのは誰だったか…。
残念ながら、症状が無くなっても苦しさは変わらないという意見がNABAでは大勢。おっと、絶望するのはまだ早い。変わっていくこともあります。それは、「向き合い方」。時に向かい合い、時に受け流し、助けを求めてみたりあえて求めなかったり、その時々で選択を…。抜毛癖を生きたあなたは、そんな柔軟な生き方をきっと身につけられるはず。苦しみこそが人生のコク。しっかり味わってもがきましょう!

自傷(ここではリストカットを指している模様)
「死にたいわけじゃない、むしろ生きるために切っている」というパラドックス言語化している仲間が多数。分かっているのになぜやるのか?それはそのやり方しか知らないから。切ることでしか今日をやり過ごせなくて、一瞬の解放感の後、やってしまった自分を責めながら眠りにつく…。自分を痛めつけることで、ある感覚を麻痺させて生きのびる。そういう意味では、抜毛癖も自傷のひとつといえる。

良い子病:
抜毛癖当事者のまたの名前。従順で、他人の期待を敏感に読みとっていつもニコニコしている一方で、「良い子」を保つために、怒りや不快感・寂しさなどは無意識のうちに抑圧する。抑圧され、お腹のなかでドロドロになった恨みの感情の噴出が抜毛癖であるともいえる。従って、回復・成長の過程で、一旦は、良い子からはずれてみるのも必要。(以下省略)

ーーーーーーーーーーーーー

大辞典なので、もっとあるんですが、取り急ぎここまで~。

 

なんでそんな物が必要なんだ

 

www.excite.co.jp


伊集院さんが、ラジオで言ってたの聴いて(3月13日のラジオのオープニングですね。ユーチューブにあると思う)、そりゃもう話は上手いし、説得力あるし、
「なんでそんな物(=コカイン)が必要なんだ」
と伊集院さんが言えば、リスナーのほとんどは「そうだ!そうだ!」と同意してしまうのでしょうが、元アディクション当事者としては、そうじゃないのよー!、と思わざるを得なかった。


抜毛症も、同じことを言われても全然おかしくないと思うんですよね。
「なんでそんな事(=抜毛症)が必要なんだ」?って。
抜毛当事者の周囲の人たち(家族とか)もそう思っているかもしれませんし、抜毛当事者もそう思っているかもしれません。

例え周囲の人たちに理解されなくても、自分自身で、これ、考えるの大事だと思います。

広義の意味では、コカインも抜毛癖も同じ!

f:id:trich-japan:20171011234543j:plain



 

高校生や大学生のときに読みたかった本/タイトルがそのまんま編


加藤諦三せんせの紙の本は絶版のようですが、電子書籍はあるようなので、スマホをお持ちの方は、自分のスマホキンドルアプリをダウンロードするだけで、すぐに読めますよー。ぜひ。

ーーーーーーーーーーーー

大学1年生の歩き方 先輩たちが教える転ばぬ先の12のステップ

大学1年生の歩き方 先輩たちが教える転ばぬ先の12のステップ

ーーーーーーーーーーーー

大学で何を学ぶか?自分を発見するキャンパス・ライフ? (光文社知恵の森文庫)

以下、抜粋。

f:id:trich-japan:20190222091042j:plain

ーーーーーーーーーーーー

青春をどう生きるか?いまやらなくて、いつやれる? (光文社文庫)

 ーーーーーーーーーーーー

おまけ
「目が醒めたら夕方だった」から始まるこの怠惰な感じがいかにも大学生な感じで好き

別人「群ようこ」のできるまで (文春文庫)

 

 

言葉で確約することの認識の甘さ


ぜひ、2枚の画像 をクリックしてみてください。

抜毛症も、
・依存症のひとつ、
嗜癖(しへき)のひとつ、
アディクションのひとつ、
と言われます。

言葉で確約することの「認識の甘さ」ではなく、
出来ないことを認める「認識の正しさ」か、
なるほどー。
 
 
 

表向きの課題の裏に、真の課題がある


◆ 表向きの課題 ⇒ 抜毛症を克服する!とか、みんながみんな異口同音に言うやつ。(つまり、私が辟易なやつ)
◆ 真の課題 ⇒ ??? はて、なんぞや?

真の課題が解決されれば、抜毛症もきっと快方に向かうと思いますが、
表向きの課題が解決されても(=抜毛症が治っても)、真の課題は、根強く、残り続けると思います。

真の課題と向き合わないために、表向きの課題である抜毛症に心奪われる、と言えなくもない。でも、真の課題を見つけること自体が大変な方もいらっしゃると思うので、そこは焦らずじっくりやっていくしかないのですが……。焦るのが、いちばんよくない。