社会的に正常でも、家の中で正常とは限らない
前回続きです。
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自分の父親や母親が、どう見ても、どう考えても、
社会的に正常な人にしか見えない。
こういう人はとても多いです。
ですが、下記の図を用いると、結構簡単に説明できますよ。
正常にしか見えないお父さんとお母さんは、
公共圏では、完璧に、正常性を演じることができる人です。
意識的にせよ、無意識にせよ、公共圏での振る舞い方はちゃんとわかっている人です。
けれども、どんなに公共圏でちゃんとしていようが、あなたが病んでいるという事実の元では、話が違ってくる。
「あなたが病んでいる」というのは、あなたが今も髪を抜いている以上は、、、
ということになります。
だって、親密圏がちゃんとしてる家族の子どもって病まないから。
事実ベース、現実ベースで考えるのって、とっても大事なことです。
さらに付け加えると、公共圏と親密圏をちゃんと使い分けることができる、人格を変えるくらいのこともできてしまう親なら、そういう人ってちょっとというかかなり怖いですよね。
もしもそういう親に育てられてきたなら、あなたも、公共圏でどう振る舞うかがすべて!というふうになり、親密圏はどうでもいいし、何をやってもいい、という価値観を植え付けられているかもしれません。
その人の心が病んでいるかどうかの判断基準は、社会的正常性ではありません
— 加藤諦三先生 シメのお言葉bot (@kato_taizo) January 13, 2018