トリコチロマニア 101

トリコチロマニア自助グループのブログです。旧ブログは"ひとりじゃないよ"です。 email: trichotillomania.japan@gmail.com

「あなたには無理よ…」という声が聞こえる?


本屋さんに行って、本を選んでいたり、本を買おうとすると、
「○○ちゃんには、こんな難しい本、無理よ。読めないわよ。」(←これの金沢弁ヴァージョン)
こんなお母さんの囁きが、今でも耳元で聞こえるような気がする……。
 
と言っていたのは、元タカラジュンヌの東小雪さん。
凄まじい暴力と性虐待の中で育ち、レズビアンをカミングアウトされています。
現在は、LGBTアクティビストであり、女性パートナーと結婚もされています。
※東さんのツイッター東小雪 (@koyuki_higashi) | Twitter

 
東さんは、すでに原家族とは絶縁されており、心身ともにいちばん辛い時期は過ぎたそうなのですが、今でも、本屋で本を買おうとすると、お母さんが囁くのが聞こえるような気がするんだって。もちろん霊感とかスピリチュアルではなく、東さん自身がその場で否応なく条件反射的にお母さんを作りあげてしまうからなのでしょう。
 
幸いにも、私にはこういうことは起こらないけど、
母の呪縛は恐ろしい。
 
生まれてから、自分の親から、ずっと否定されつづけると、
大人になっても、想像もつかないような現象が起きるのかもしれません。
東さんのはその一例ですね。

東さんの例と共通しますが、
自分の子どもに、お前はバカだ。お前はバカだ。と言って育てる親も案外多いみたいです。
小さいときからずっと、小学生になっても、中学生になっても、
永遠「お前はバカだ」と言い続けるんだよね、こういう親って。
 
このブログを読んでくださっている方の中にもいるかもしれません。

きのう、バカなおとなにならない脳 (よりみちパン!セ) という本を、パラパラっと、前半だけ読んだのですが、前半だけで、2人も、親からバカだバカだと言われて育てられてきている男の子がいるのです。「お前はバカだ」と、言うのは一瞬。だから、親のほうは深く意識していない可能性が大きいのですが、これが、文字になり、字面になり、子どもからの訴えとなると、なぜかぐいぐいくるのです。読んでる私も、このバカだバカだと言っている親が、ほんとはダメなんじゃないの?となる。案の定、著者の養老孟司氏からも、「自分の子どもをバカをいう、親がバカだ!」「君はこの文章(養老孟司氏からの返答)を親に見せろ」と書かれていました。
 

機能不全家族というのは、文化的に貧困とよく言われます。本を読む…などという習慣がまったくない、概念すらない。そして親のボキャブラリーが少ない。親のボキャブラリーが少なくなると、バカだの、死ねだの、そういう貧困な単語しか存在しない家庭になってしまうらしい。(by 信田さよ子先生)
 
でもね、どんなに文化的に貧困な家で育っても、親のボキャブラリーが貧困でも、あなたは、親とは別の人間だから、本を読もうと思えば読めます。逆に読まなかったら、あなたも親のような人間になってしまうかもしれません。