トリコチロマニア 101

トリコチロマニア自助グループのブログです。旧ブログは"ひとりじゃないよ"です。 email: trichotillomania.japan@gmail.com

からげんき・そらわらい


YouTubeにアップされている一見とても明るい感じのお二人(抜毛癖の当事者の方です)をみていると、
明るくて元気そうという感想しか出てこない。ぜひ一度確認してみてください~。

 
From : レバノン共和国のMiriamさん/抜毛当事者
ツイッターはこちら⇒TrichLeb (@FreeAsMyHairLeb)


作っているはと全く思えない笑顔&明るさ!
テレビ局から抜毛癖についてインタビューされている模様。

 
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From : イングランド
ベッキーさんのこの動画はずっと前にも引用させていただいたのだけど、
バリカンで刈られて、普通こんなに笑えないはず、と思ってしまうのです。
この明るさが、逆に不自然。もちろん彼女も抜毛当事者。

 
 
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完全に私の個人的な見解ですが、
1、上記お二人のご本人の気質は、もともと明るい人なんだと思う。
2、もしくは、からげんき【空元気】そらわらい【空笑い】、が常態化しているか?
ウソでもなんでも元気出して、ウソでもなんでも笑ってなきゃやってられない状態。もしそうだとしたら、どん底の鬱よりも、こっちの状態のほうが危ないとすら思います。
 
1の(もともとの気質が明るい)場合だったら、抜毛癖って、やっぱり本人由来の症状じゃないんだなぁと確信します。本人の持っている気質は明るいのに髪を抜くのがやめられない……このパラドックス!親の影響や家庭環境が症状につながっていると言わざるを得ません。

2の場合は、ご本人はそうとう無理をしているということになると思います。
(2の場合も、親や生育環境に起因し、抜毛を発症しているところは1と同じです。)
ちょっと話はそれますが、過去に、抜毛癖の人の暗いところがとてもイヤ!というコンセプトでブログを書いていらっしゃる人がいて、それを読んだとき、私はけっこう衝撃を受けました。
まぁ、言いたいことはわかるんだけど、抜毛で気分が沈もうが、暗くなろうが、陰気になろうが、そんなもんその人の勝手だと思うのです。
 
抜毛があっても、明るく生きていきたい!その気持は重々わかります。
でも、こんなことになって、明るく生き続けるほうが無理じゃないですか?
 
今、めちゃくちゃ沈んでて、鬱になってて、暗くて、陰気で、対人恐怖で、友達もいなくて、、、という、ないないづくしの人のほうが、意外と将来は回復していきそうな気もする。底つき理論と同じかな。
無理に笑ったり、無理に明るくするって、結局自分にウソついてることになって、自分で自分を裏切っている間は、なかなか快方に向かわないような気もする。
 
かく言う私も、【そらわらい&たかわらい】がひどかった時期がありました。
そりゃもうひどかった。何が楽しいのかわからないけど、声を張り上げて笑ってた時代が確かにあった。それって、内面は虚無感に襲われている人がよくするらしいのです。
私は、今、そんな笑い方しないけどね。どうやら回復したみたい。
今、振り返ると、あんなふうに笑ってた時代は、どう考えても無理していたし、かなり病んでいたと思います。