Q. 精神の病は脳の病気?
A. 脳の病気ではありません。
以下、読めば、みんなわかると思うんですけどね。。。
まず「脳の病気(これ自体がウソ情報ですが)」と言われる由来は、モノアミン仮説!となります。
モノアミン仮説とは
モノアミンとはドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン、セロトニン、ヒスタミンなどの神経伝達物質の総称である。そのうち、ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンは精神疾患と密接な関連があることが示唆されており、気分障害、不安障害、統合失調症に関する仮説が提案されている。いずれの仮説も治療薬の作用機序から患者脳内におけるモノアミンの異常を推定しているという共通点を有する。
(出典:モノアミン仮説 - 脳科学辞典)
仮説とは
ある現象を合理的に説明するため、仮に立てる説。実験・観察などによる検証を通じて、事実と合致すれば定説となる。
(出典:デジタル大辞泉)
モノアミン仮説のもとになるものって1950年代あたりからあるんですかね。なのに、2017年の現在においても、仮説のまんま。この間、ずーっと、モノアミン仮説って言われてます。
ほぼ毎日仕事で使ってる、薬剤師必携の最新版の『今日の治療薬2017』でも、モノアミン仮説のまんまです。
つまり、実験・観察によって、事実と合致することが証明されていないのです、
い・ま・だ・に。
もし、証明されてたら、モノアミン定説になってるはずでしょ。
ですが、これは、今後も永遠に証明されない。永遠に定説にはならない。
実験や観察で検証することすら不可能。
なぜなら、精神の病は、脳が原因じゃないから。
原因じゃないところに、原因を求めても、意味ない。
ネットでしたり顔で「脳の病気」とか言ってる人って、ほんとに頭おかしいですからね。
彼ら彼女らは、モノアミン仮説の概念すら知らない可能性も十分あります。
彼ら彼女らが「脳の病気」という単語に飛びついちゃうのは、
自分自身や自分の症状、ついでに親や家族とも、向き合えないんでしょうね。
わからなくもないですが、信じたかったら自分で信じときゃいい話で、周囲を巻き込むのやめてくれと思います。
というと、病んでいて、かつ、この仮説を支持している人たちが悪者になっちゃいますが(拡散する人は片棒を担いでいるとは思いますが)、本当の黒幕は、製薬会社です。
証明されていようがいまいが、仮説のまんまで、薬を売っちまえーというやつ。
製薬会社がいちばん悪いんです。Oh! This is 資本主義。
このシステム・仕組みがわかんないと、総合的に理解したり判断するのは難しいです。
私の地雷。
論理めちゃくちゃツイート。
精神科の病気や障害は
— もり (@morikanoko) 2017年8月17日
×気の持ちよう
○脳の異常
お薬は
×飲むとラクになるからズルしてる
○飲むとラクになるが、それが「普通の人の状態」だと知って目玉飛び出る
副作用
×とんでもないから飲むと毒
○それでも命のために必要だからめっちゃ慎重に医師が処方
患者に何を与えてるか、医者自身がわかってないのに、慎重投与もクソもない。
珍しくカゼで患者さんに出す弱いカゼ薬飲んだら、眠気で仕事にならない。こんな薬をふだん処方してたのかと改めて知る。研修医時代「飲んだこともない薬を患者さんに出せるか」とすべての精神科薬を自分で一度は飲んだ先輩がいたが、薬の管理が厳しい今はそれも無理だし。医療って非対称的だ(今さら)
— 香山リカ (@rkayama) 2017年8月15日
Lies(嘘) と Truth(真実)
真実からは、目をそむけたくなるのが人間。
— story in pictures (@storyinpicture) 2017年8月14日