なぜ抜毛症はやめにくい?
そのメカニズムは、タバコがやめにくいのと、基本的に同じ。
・タバコを吸う ⇒ ニコチンによって多幸感をもたらすドーパミンが分泌される ⇒ (時間の経過とともに)ニコチン濃度低下 ⇒ イライラ ⇒ タバコを吸うに戻る
・髪を抜く ⇒ 髪を抜く刺激によって多幸感をもたらすドーパミンが分泌される ⇒ (時間の経過とともに)刺激によって得られた多幸感低下 ⇒ イライラ ⇒ 髪を抜くに戻る
ここで勘違いしてほしくないのは、やっぱり脳の病気じゃん!と
短絡的に考えないでほしいということです。
私たちが考えないといけないのは、なぜ、こんな奇怪な行動をしてまで、
不自然で人工的で一時的な多幸感を得なければならないのか?ということです。
その背後には何があるのか?ということ。
そう考えると、とてもじゃないけど、バカな精神科医や薬を売りたいだけの製薬会社のように、脳の病気などと、定義することはできなくなると思います。
また、
多幸感というのは、「快」「快感」でもいいですね。
気持ちいいーというやつ。
抜毛症をやめようやめたいやめますとワーワーいう前に、
抜毛症から得られる「快」「快感」を自覚するのも大事かなと。。。
中には「髪を抜いても多幸感なんてないよー!」という人もいらっしゃると思います。
それってもう、慢性化しちゃってるんですよね。
慢性化して、多幸感は得られないけど、行為自体はやめられなくなっている。
アルコール依存症の人も、
酔うために飲んでいるのに、<最後は、酔いにも見放される>と言われるのと似ています。
アディクションは、
治るんじゃなくて、止まる(とまる)
止める(やめる)んじゃなくて、止まる(とまる)ものなのだと、
漠然とそう思うのですが、それって考え方を変えていくしかないのかなとも思います。
個々人によって、そうじゃない場合もあるかもしれないけど。
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本日は、久しぶりの、抜毛症オフ会です!
行ってきまーす!