決心と反省と苦しみと自傷と良い子病(ある?ある!大辞典より引用)
いつかのピアサポでもらった冊子:
NABA・摂食障害 ある?ある!大辞典 より引用しました。(←禁無断転載ってなってない!)オリジナルでは「摂食障害」のところ、あえて「抜毛癖」に置き換えています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
決心:
だいたい裏切られる。抜毛癖の日常は日々「決心」の連続だが、自分いじめ的思考をベースにした決心はろくな結果に結びつかない。気がつくと口から出ている「がんばります!」「明日こそ!」にはご用心を。
反省:
百害あって一利なし。しかし、自己否定の深みに浸るのもまた蜜の味。
苦しみ:
「苦しみは変わらない。変わるのは希望だけだ」と言ったのは誰だったか…。
残念ながら、症状が無くなっても苦しさは変わらないという意見がNABAでは大勢。おっと、絶望するのはまだ早い。変わっていくこともあります。それは、「向き合い方」。時に向かい合い、時に受け流し、助けを求めてみたりあえて求めなかったり、その時々で選択を…。抜毛癖を生きたあなたは、そんな柔軟な生き方をきっと身につけられるはず。苦しみこそが人生のコク。しっかり味わってもがきましょう!
自傷(ここではリストカットを指している模様):
「死にたいわけじゃない、むしろ生きるために切っている」というパラドックスを言語化している仲間が多数。分かっているのになぜやるのか?それはそのやり方しか知らないから。切ることでしか今日をやり過ごせなくて、一瞬の解放感の後、やってしまった自分を責めながら眠りにつく…。自分を痛めつけることで、ある感覚を麻痺させて生きのびる。そういう意味では、抜毛癖も自傷のひとつといえる。
良い子病:
抜毛癖当事者のまたの名前。従順で、他人の期待を敏感に読みとっていつもニコニコしている一方で、「良い子」を保つために、怒りや不快感・寂しさなどは無意識のうちに抑圧する。抑圧され、お腹のなかでドロドロになった恨みの感情の噴出が抜毛癖であるともいえる。従って、回復・成長の過程で、一旦は、良い子からはずれてみるのも必要。(以下省略)
ーーーーーーーーーーーーー
大辞典なので、もっとあるんですが、取り急ぎここまで~。