病気、心の病、精神疾患、精神を病んでる、Disorder の使い分け
抜毛癖をどのようにとらえるかは、
その場その場で変えてもいいのではと思います。
◆ お店でウィッグを買うときは、「病気」「薬の副作用」「抜毛癖という病気」などと言う。
◆「精神疾患」と言って、あなたの親が動ずる人なら、「てめーらのせいで、こうなってんだよ!精神疾患なんだよ!」というのもありです。あなたの親が動ずる人たちなら…ね。アダルトチルドレンの概念を親にわからせるということです。(ですが、私は、自分の子どもが髪抜こうが、苦しもうが、精神疾患だろうが、まったく動じない親が存在するのも理解しています。)自分の親がどういう人たちなのか…分析してみましょう!
◆ Orderではない、つまり、Disorder。私個人としては、正確な表現の仕方としては、やはりDisorderがいちばんいいように思います。英語のDisorder。ですので、状況によっていろいろ使い分けるとしても、心の中では「私はDisorderなんだ」と認識するのは良いことだと思います。(参考URL: Disorder: ひとりじゃないよ)
<注意点>
状況に応じて使い分けるのはオッケーなのですが、こう言うと、ご自身の都合のいいように使ってしまうということもあるかもしれません。
例えば、精神疾患だから仕事ができない!とか…。病気だから一人暮らしができない…。とか。抜毛癖をご自身の疾病利得にしようとすることもあるかも。(耳が痛い?)
「病気」というのをいいわけとして使いだすと、道を間違ってしまうおそれもあります。
抜毛癖を含むアディクション・依存症は、厳密に言うと病気でも疾病でもない。正常と病理の境界線に存在するという言い方もされるのです。
正常と病理の境界線だなんて、なんてスリリング。