トリコチロマニア 101

トリコチロマニア自助グループのブログです。旧ブログは"ひとりじゃないよ"です。 email: trichotillomania.japan@gmail.com

いちばん効く薬は……②


続き

いちばん効く薬は、抜毛癖そのもの、です。
いきなり、ファイナル・アンサーですが、これは事実。
この世界で最強に効く抜毛癖という薬をすでに手にしてしまっているのです。
 
世界でいちばん効く薬(つまり抜毛)で、ハイになってる。
それなのに、石油の化合物(つまり現代のお薬)やなんやかやで、
世界でいちばん効く薬の代わりになるはずがないのです。
 
精神科医も、精神薬も、絶対に治せないし、効かない、と私が確信するのは、
これが理由です。
今の自分に、抜毛が必要だから、髪を抜いているのです。
必要に駆られてしている。
医療に限らず、他のものなんて、そうそう簡単に代わりにはならない。

つまり、
必要があるうちは、やめられない。
必要がなくなったら、やめることができる。

だから、無理してやめようとしなくてもいいんじゃないのかな?と思う。
だって、「やめよう・やめられない」を一人で押し問答しても消耗するだけでしょう。
 
それよりも、
なぜ、自分に抜毛が必要なのか?
なぜ、私は髪を抜いてハイにならないといけないのか?(ハイというと語弊があるかもしれませんが、確かに抜毛初期はハイになりますよね?けれども、慢性期ではもうハイな気分はすっかり吹っ飛んで、そのような気分からはほど遠いというのが現実だと思います、、、でもそれが慢性化するってことなのだと思う。)

遠回りに感じるかもしれませんが、
上記のように考えたほうが、案外完治には近いと思います。

こんなにイヤなのに、こんなにやめたいと思っているのに、
必要だからやってるなんて、信じられない!と思うかもしれないけど、
そこを自分で認識できないと、今いる場所から抜け出せないと思うのです。


精神科医も、薬も、120%否定をする私ですが、
腕利きのカウンセラーや、コーチングには、まだ可能性を感じます。
でも、いちばんは、自助グループだと思うんですよね。
草の根的なものでしか、治らないというのは、なかなか実感わかないかもしれないけど、自助グループで回復していくことに関しては、エビデンスもあるし、証明もされているので。