産まないと自分が死ぬから産む
産まないと自分が死ぬから産む
というのは、カウンセラーの信田さよ子先生が講演等々で何度も言うフレーズ。
当初はあまり飲み込めなかったのですが、最近その意味、そのおぞましい意味、がやっとわかるようになりました。信田先生、サラっとすごいこと言うな。。。
これだけではわからないかもしれないので、少々補足すると、
お腹の中にいる子どもを産まないと、母親である自分が死ぬ。
よって、自分が死なないために、子どもを産む。
ということです。
さらにわかりやすくするために、
便秘に例えます。
2週間お通じがないと、つまり便秘だと。
それで、2週間ぶりに、リリースできそうだと、
なにせ2週間分たまってるし、出さなきゃいけないし、大変な感じになってきたし、、、
とにかくコレを出してしまわないと、自分が死んでしまう。出さないと死ぬ。出さないと死ぬ。出さないと自分の命が危ない……というのは便秘経験者でなくても十分想像できると思うんです。
まぁ、例えがアレですが、
起きている生理現象としては、基本、出産はこれ(=2週間ぶりの便秘リリースの件)と同じですね。というか、2週間どころじゃないから、もっと大仰で大げさなことにすり替わりやすいのでしょうが。。。
母親というのはね、母親自身の命を守るために、子どもを産むんです。
産まなきゃ自分が死ぬから産むの。
これでわかってもらえますよね。
ですので、
産んでやっただの、
命を与えてやっただの、
誰のおかげで生きてるんだだの、
偉そうにこういうこと言う親がけっこういるようですが、こういうの全部、親の詭弁ですからねー。
すっかり騙されちゃっている人もいるかもしれませんが、騙されないように!
・産まないと自分が死ぬから産む
・子どもうんぬんはさておき、まず自分が生きるために子どもを産む
・自分で自分の死を選べないから産む
・極限状態で、自分が死なないことを選んだ人のことを、母親と呼ぶ
などなど、みなさまもいろいろな表現を考えてみてください~。